2017年5月22日月曜日

【鶴見神社】( つるみじんじゃ)大阪市鶴見区





【鶴見神社】( つるみじんじゃ)大阪市鶴見区



滋賀県大津市坂本に鎮座する日吉大社を本社としている。ご祭神は日吉大社の牛尾宮(八王子山に祭祀されている)大山咋神荒魂を主祭神し、相殿に八方の各方位を司るとされた八王子を祀っている。主祭神は「大山咋神荒魂」(おおやまぐひのかみあらみたま)。境内末社は「稲荷社」(九鬼稲荷社)、「祖霊社」( 大東亜戦争の護国の英霊を祀る。)

延暦7年(788年)、最澄は現在の根本中堂の位置に一乗止観院という草庵を建てたのが延暦寺の始まりであるが、最澄の没後、天台宗は円仁派と円珍派に分かれて激しく対立するようになった。正暦4年(993年)、円珍派の僧約千名は山を下りて園城寺(三井寺)に立てて、円仁派の延暦寺と対立し抗争を繰り返した。その影響は、比叡山の麓に鎮座する日吉大社にも及ぼした。平安時代末期、その抗争に嫌気をさした近江国下阪本村比叡辻の農民十七人が本村に開拓し移り住み、郷里の名前を取って辻村(後の下辻村)と呼んだ。「鶴見神社(八王子神社)縁起」や「小林家旧記」よると、そのときに郷里の日吉大社の東本宮(大山咋神・おおやまぐひのかみ)の元宮である牛尾山(八王子山)の八王子社を分霊を勧請したことにより鶴見神社の歴史が始まる。



「九鬼稲荷社」について;

鶴見神社の境内末社に九鬼稲荷社があり、ご祭神は摂津三田藩主九鬼隆律(くきたかのり)である。大坂の幕領検地を担当された延宝年間(1673~1680)に、下辻村(鶴見)の見地があった。当時、石高は800石余りで、低地のため度々の水害にあい平年作10年に1度という状況であった。検地に立ち会った九鬼和泉守はこれを哀れみ、100石ほど減らしてのであった。九鬼和泉守貞享3年(1686年)6月6日、30歳の若さで死去するが、元禄年間に下辻村の農民はこのことを知り、九鬼和泉守をご祭神として祭祀するようになった。





住所:大阪府大阪市鶴見区鶴見3丁目13−76

アクセス:地下鉄長堀鶴見緑地線「今福鶴見駅」から約700m。または、

地下鉄長堀鶴見緑地線「横堤駅」から約800m。





(撮影:2017/5/22)

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